双眼鏡の解像度に影響するコーティング
休日になると家族や友人、恋人などと一緒にどんな場所に出かけますか。
アウトドアやスポーツ観戦、ドライブや景色の良いところの散策など人それぞれいろいろな楽しみ方をしていると思います。
そんな時に、より高い満足感を演出してくれるのが双眼鏡。双眼鏡があれば、そんなアウトドアライフをさらに楽しむことができると思います。
例えば、展望台などにいって設置されている観光望遠鏡を多くの人が一度は覗いたことがありますよね。
観光望遠鏡から覗いて遠くにある美しい景色をみると感動しませんか。
そんな時、自分の双眼鏡を持っていれば、観光望遠鏡が設置されている場所でなくてもいろんなところで、魅力的な視界を味わうことができるのです。
ただ、せっかく双眼鏡でキレイな景色などを見るのであれば解像度にはこだわっていくべきだと思います。
海の反射光や朝日や夕日、キレイな緑や紅葉などを双眼鏡で見た際に、双眼鏡の解像度が低くて対象物の自然な色彩が損なわれてしまうと感動も少なくなってしまいますよね。
そこで重要になってくるのが、双眼鏡のレンズに施されたコーティング。
双眼鏡に入った光は対物レンズ・プリズム・接眼レンズと通って目に入ります。ただ、レンズにあたった光のすべてが全部使われるわけではないのです。
レンズにあたった光のうち、4~5%程度は表面で反射されて失われてしまうと言われています。
「なんだ、たった4%か」
って思うかもしれませんが、これが結構視野に大きな違いとなって感じられるのです。
それに、双眼鏡の中で反射した光は迷光(鏡筒の内面やレンズの縁で発生する波長のあれた光)となって像のコントラストを悪化させる原因となります。
このレンズと空気などで発生する反射を抑えるのが、表面に薄い膜を蒸着させるコーティングというわけです。
コーティングについては、光学メーカーも独自で様々な技術を開発しています。
本当に品質の良いレンズとコーティングが施された解像度の高い双眼鏡で見た景色は、世界の本当の色を映し出してくれる魔法の道具なんですよ。
シュタイナー双眼鏡の解像度とコーティング技術
解像度の高い双眼鏡と言えば、やっぱりシュタイナーの双眼鏡です。
シュタイナーの双眼鏡のレンズはシュタイナーの装置によって特殊なコーティングが行われています。
主に、対物レンズのコーティングを見ると金色に見えます。 このコーティングはシュタイナー独自の技術です。接眼レンズのコーティングは青に近い青紫色。
もちろんコーティングの色目で、世界の色彩を邪魔することは決してありません。
この特殊コーティングによって環境が悪い場面で使用しても、高い解像度で対象物を見ることができるので、対象物の細かい部分まで鮮明に見ることができます。
上述のように、シュタイナー双眼鏡はコーティングに関しても非常にこだわりを持って製作されています。
当然コストもすごくかかっているため決して安い価格ではありませんが、その驚くべき解像度の高さを知れば誰もが納得すると思います。